子供が熱性けいれんを起こした時

子供の病気・ケガについて

子供の病気にはいつもハラハラさせられますが、特に驚いたのはいわゆる「熱性けいれん(痙攣)」を起こした時でした。RSウィルスにかかり熱を出したのですが、一気に熱が上がりました。ここでは、私の息子が体験した熱性けいれんについてと、病院の先生に聞いてきた対処法をお伝えします。

  1. 熱性けいれんを起こした経緯
  2. 熱性けいれんの時の症状
  3. 熱性けいれんを起こした時の実際の対応
  4. 小児科の先生の見解
  5. 熱性けいれんを起こした場合の対処法
  6. その後

熱性けいれんを起こした経緯

子供が1歳10ヶ月の春先に、保育園でRSウィルスをもらってきました。少し熱があり、先生も「2歳までには、必ずかかるものです」と言われ、いつもの風邪みたいなものかなと次の日の朝、かかりつけの近所の小児科に連れて行きました。検査のところやはりRSウィルスが出て、風邪薬などをもらい、家路に着きました。

軽い子もいるみたいだし、なんだか安心していたのですが、その日のうちに徐々に熱が上がって行きました。

  • 午前10:00 37.9℃
  • 午後12:30 38.2℃
  • 午後 6:00 38.5℃
  • 午後 8:30 38.9℃

今回の熱は中々、水分も取れないほど苦しいようで、あまり高熱を出さない息子でしたが、午後8時半の時点で、38.5℃を回って39.0℃になろうとしているので、解熱剤を使おうか思案していました。結局、昼間に看護師さんに言われた、子供は高熱を出して、ウィルスと戦っているので、無理に解熱剤は使わなくてもいいですよ。しかし、あまりの熱で辛くて眠れないようだったら、休戦して休息を取るために使ってあげてください。」と言われた通り、眠れそうだったので、解熱剤は使わず再び寝かせることに。

まだうちの息子は、卒乳していなかったので、寝る時や精神を落ち着けたいときには、おっぱいを飲んでいました。この日はことさら「おっぱい、おっぱい」というので、おっぱいを飲みながら寝るスタイルに・・・。

本当は、虫歯になるからやめなさい!!と歯科医さんに怒られそうですが、赤ちゃんの時の癖って中々直りません。それに、しんどそうな子供の泣いた顔を見ると、ついつい甘くなってしまいます。両方のおっぱいを飲んで安心した息子は、左のおっぱいをくわえたまま眠りに着きました。

「あ〜やれやれ、やっと眠ってくれた」

と安心して息子の口からおっぱいを引き離そうと、ぬるっと乳首が出た瞬間、

ガガガガガガガ・・・・

白目をむいて、けいれんを起こしました。

熱性けいれんの時の症状

さっきまで、可愛かった我が子が、咄嗟に硬直し、白目をむいて、引きつけを起こす姿は、今思い出しても、恐ろしいものでした。キーンとつった手足、顎をあげ白目で天井を見て、ガタガタ震える姿に、慌ててついつい、大声で息子の名前を呼びました。「Yちゃん!!、Yちゃん!!」

しかし、反応はありません。風呂からちょうど上がってきた旦那に、「Yがけいれん起こしとる!!助けて!!」と叫びました。

「Yちゃん!!、Yちゃん!!」

二人で必死になって声をかけますが、返事がありません。

熱性けいれんを起こした時の実際の対応

私の頭の片隅に熱性けいれんの知識はありました。しかし、今思うと落ち着いて対処はできていませんでした。むしろしてはいけないことだらけを行なっていました。40代高齢ママと50代高齢パパのよくない所だと思いますが、過去の豆知識的な対処法を実践してしまう所です。この時も変な知恵が回り、舌を噛んではいけないとタオルを噛ませることにしました。(しかし後で分かったことですが、これは絶対にしてはいけません)

そして、息子の名前を呼び続けました。

しばらくして、けいれんが収まりました。しかし、意識が全然戻りません。どんなに大きな声をかけても意識が戻らないのです。(これもやってはいけないみたいです)口元に耳をやると息をしているのは分かったので、「大事があってはならない」と119番に電話しました。

以下電話の内容です。

プルプルプル・・・

私「子供が熱を出しけいれんを起こしました。そして意識が戻りません。」

消防「けいれんは何分間でしたか?15分以上続きましたか?」

消防「左右は対象な痙攣でしたか?それとも左右バラバラに動いていましたか?痙攣は強いものでしたか?」

矢継ぎ早に、色々質問されました。

私「えっ?左右対象?何分?

私「上を向いて白目で、手足が硬直して。引きつけは、強かったです。何分か?よく分かりません。しかし、すごく長く感じました。数分は続いていたでしょうか?いやいや5分ぐらいかも、いやいやもっとかも。そして今声をかけても、応答はありません。意識がありません。」

必死でした。しかし、消防の人は、救急車を出すか、出すまいか、迷っているようでした。しばらくして、今から自宅に伺いますとのことで、救急車を出してもらうことができました。うちは田舎で人口が少ないのですが、大型の総合病院がたくさんあることもあって、すぐに夜間の小児外来をしている病院に連れて行ってもらうことができました。

救急車が家に来て、家から30分の総合病院に搬送されることが決まり、電話を切ると、少し冷静になっていました。息子は以前意識が戻りませんでしたが、息をしていることもあり、主人に息子を預け、慌てていざ入院した時のための、簡単な入院の準備を始めました。この時も主人は息子に声をかけ続けていました。

救急車が家に到着し、慌てて飛び出る主人。救急車に乗り込み、症状を診てもらい、心拍に異常がないことがわかると本当に安心しました。

救急隊員「今は眠った状態です。では、付き添いで、お母さん乗ってください!!」

私「はい!」

旦那「俺、後から追いかけるけん!!」

私「はっ?酒飲んどるでしょうが。どうやって行くん?」

旦那「タクシーとか?」

私「車で30分以上かかるのに?帰りはどうするの?」

救急隊員「・・・・。」

旦那「・・・・・。そうだね。」

結局、旦那が救急車に同乗して、私が車で追っかけることにしました。子供の身長体重や、病歴や飲んでいる薬など細かく聞かれるだろうと、母子手帳とお薬手帳を渡し、二人を乗せた救急車は家を出ました。今から考えると、私こんな時にケチだな。

小児科の先生の見解

続いて出たけれど、やはり私の車は普通に信号とかも引っかかるので、少し遅れて病院に着きました。私が病院に着き、診察室に着いた時には、息子の意識が戻っていて、「なぜお前が着いてこない?」と恨めしそうな泣き顔の息子が、私を睨んでいました。いつもの息子の状態に、ホッと一安心。

ごめんね、とぎゅっと抱きしめました。

先生の話では、けいれんなどを抑える抗けいれん剤の座薬をさしたとのことでした。これで10時間は痙攣は起きないと思いますが、また起きるかもしれないので、10時間後に坐薬をするように言われました。

なぜ高熱の時にけいれんが起こるのか、先生が話してくださったことは、とても分かりやすかったので紹介します。若干聞いてから時間が経っているので、私なりの解釈などが入ってしまっているかもしれませんが、ご了承ください。

ウィルスや菌に対処し熱が出ている時というのは、脳はどうやってこの局面を戦うか、この体のあちこちに電気信号で指令を出し、フル回転しているそうです。しかし何分にも生まれて数年の脳は未熟なこともあり誤作動を起こしたり、プチパニック状態になってしまったりと、電気信号が脳の中でグチャグチャっと乱れてしまい、パソコンで言うところのバグった状態になるのだそうです。その時起こるのがけいれんで、脳は自分で脳の働きを落ち着かせるため、再起動させたような状態になるのだそうです。それが、けいれんの後の意識がない状態。あの時は、ちょうど脳を再起動させて、休ませているところだったようです。そのため、けいれんが起きた後は必ず眠りに落ちるのだそうです。けいれんが起きている時も、入眠するのを邪魔したりするので、大きな声で叫び続けてはいけないと言われました。

はあ、母ちゃん、父ちゃん、変な知識からダメダメな行動だったね。許せ、息子・・・。

熱性けいれんを起こした場合の対処法

①けいれんが起き始めたら、吐いた物などで息がつまらないように、顔を横へ向ける。服のボタンなどを緩める。周囲に邪魔なものを排除する。けいれんで舌を噛むことはないそうなので、タオルなどは噛ませない。

②時間を図る。(けいれん中の時間・手足の動きが止まった後も意識がない状態も含む)

③左右対象か確認する。

①はとっさにできたとしても、②や③を、白目をむいてる子供を前に、落ち着いて対処するのは実際難しいと思います。

先生から聞いた、良いアイディアは、

横に向けて、気道を確保したら、携帯で動画を撮る。

これなら、時間もわかるし、状況も後で先生にしっかり見せれます。目からウロコです。左右対称かどうかなんて、親だってプチパニックで漠然と、左右対称だったようなあ?ぐらいしか伝えれません。

引きつけを起こしたことのある子は、40%の確率で再度引きつけを起こすんだそうです。

もし今度そんなことが起これば、そのようにしようと決意したのでした。

ところで、熱性けいれんごときで、救急車を読んでもよかったのか先生に聞いて見ました。

そうしたところ、私の住む街は田舎なので、都会の小児科パンパンで、重篤な患者さんが中々見てもらえない地域では全く違うのかもしれませんが、以下のような見解をもらいました。

例えば、子供をけいれんが起きた後に、一人で車を運転して連れてきた時に、後ろのチャイルドシートに乗せていて、運転中にまたけいれんを起こしてしまうこともあるのだそうです。そんな時は、とっさの対応が取れないです。また危険じゃないけいれんかどうかを本当に素人判断するのは難しいのではないでしょうか。ですので今回初めての経験で、救急車を呼ばれたのは問題はなかったと思います。とのことでした。

熱性けいれんは、意外にご近所の奥様のお孫さんが二人おられるのですが、何度か熱性けいれんを起こしたことがあるらしく、またうちの旦那も子供の頃起こしたことがあるらしく、意外に身近にあるらしいので、参考になればと自分の体験を文章に起こしてみました。

※後日談ですが、うちの息子は熱性けいれんが起きた時用にと、風邪を引いた時には主治医の先生に、ダイアップという座薬を処方してもらっています。熱冷ましの座薬を入れてから、けいれん用の座薬を後に入れると効かないらしいので、熱冷ましは飲み薬、けいれん用は座薬を処方してもらっています。熱性けいれんを起こしたことのあるお子さんをお持ちの方は、先生に必ず伝えて、相談されるのがいいと思います。

Mariko

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アメリカの大学を中退し、22歳でコミュニティーカレッジを卒業。23 歳から総合広告代理店で11年勤務。デザイナーから営業に転身して、プロデューサー兼アートデ...

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